A判定で落ちた実例 置いときます
こんにちはです。
僕は現役時代、第一志望だった東大に0.1点差で落ちただけでなく、模試でA判、B判だった私立大にも全然太刀打ちできず、(おそらく)大差で落ちてしまいました。
慶應大の経済学と商学部を受けたのですが、英語の文章量に圧倒され、得意の数学の膨大な計算量と複雑さにてんてこ舞いになり、社会の詳細な知識を問う問題にただ呆然とするしかありませんでした。
ですが、実際11月の早慶オープンでは、経済学部B判、商学部A判でした。模試の結果が返ってきたのはセンター明けの1月で、おっ、これはどっちかは受かるやろと安心しました。
その結果もあってか、入試本番までは国立対策だけにほぼ集中し、私立対策はほったらかしでした。
まあそれでもなんとかなるだろうと、難関私立のK大入試を甘く見ていました。
そして、いよいよ入試の日がやってきます。
ソワソワ(^▽^)
僕は地方勢なので、前日に飛行機で東京入りして、試験に備えました。
第一志望ではないにしても、僕が生意気にも滑り止めとして考えていた大学なので、これは必ず受からなければならないと、急に緊張感に襲われ、試験前日はなかなか眠れませんでした。
一日目は経済学部の試験でした。僕の得意な数学の配点が大きく、(英語200点、数学150点、小論文70点)、僕にとっては数学勝負の試験でした。
午前中の英語の出来は何とも言えず、午後の数学は満点とってやるぞという意気込みで臨みました。
しかし何ということでしょう、全く解けません。計算の複雑さ、問題のひねり方、全て、国立の王道問題を解きなれている僕とは相性が合いませんでした。
マークと記述半々だったのですが、マークはセンターの少し難しい版かと思ったら、誘導もあまりない激ムズ、記述に至っては初手からどうすればいいのか分からない、手の付けようがない、もうお手上げでした。
マジ無理(つд⊂)エーン
結局、数学は全体の3割程度しかとれず、3割で受かるはずもありません。残りの小論文はもう消化試合、やっつけでした。
完全に意気消沈した状態でホテルに帰り、K大ってこんなにも難しいのかと、このままじゃ明日の商学部もヤバイかも、でももう時間はない、と心中焦り切っていました。
そしてまたも不眠状態で迎えた、二日目商学部の試験。(英語200点、数学100点、世界史100点)昨日の経済学部がたまたま難しかっただけだと信じ、今日は絶対受かってやると思い試験会場に足を運びました。
午前中の英語はそこそこでき、この調子ならいけそうと、明るい気持ちで昼休みを過ごしていました。そして午後の数学、商学部の数学はほぼマークなのですが、これまた全然解けない。
ひねりにひねった問題設定、膨大な計算量、圧倒的に足りない時間、思わず頭を抱えます。意図していたようには太刀打ちできず、試験中泣きそうになりました。この数学もまた3割程度の得点率しかとれず、完全に悲壮感漂う顔で、残りの世界史を受けました。
世界史もマークであり、僕はこの年のセンター世界史で98点だったため、そこそこ自信があったのですが、問われる知識がすごく細かく、教科書に載ってないような、重箱の隅をつつくような問題に苦戦し、全体的に自分のあまり詳しくない分野がでたため、数学ほどではないですが、5,6割の得点しか取れませんでした。
以上で二日にわたるK大の入試が終わりました。
完敗でした。
詰んだ…(´;ω;`)
かすかな希望は抱くも、完全に落ちたな、と心の中で思っていました。そんな絶望を抱えたまま飛行機に乗り、地元に帰っていきました。
この二週間後に東大の二次を控えていたのですが、僕は私大にフルボッコにされてメンタルが激落ちくんな状態。
最後のラストスパートもはかどらず、また次の試験もダメなんじゃないかとネガティブに陥ってました。
時間だけが過ぎ、また飛行機で東京に行き、東大文2を受けました。対策をある程度したこともあって、出来はK大よりはよく、ワンチャンあるかもという心持でした。
結局、当然のようにK大は2つとも落ち、東大にも0.1点差で不合格で、浪人が決定しました。
K大では3割程度しか得点できなかった数学は、東大ではなんと9割弱とれていました。それでも落ちましたが。
もちろん自分の実力不足というのもありますが、やはり大学ごとの相性もあるのでしょう。A判の私大にボッコボコにされ、C判の東大にはあとちょっとだったという、そんな僕の現役時代のお話でした。
人生に失敗がないと、人生を失敗する by斎藤茂太(精神科医、随筆家)